ゆっくりと瞬きして、頬をほころばせる。何度言っても聞かない柚葉が、かわいらしく首をかしげて俺の名前を呼んだ。
学習しないアホ。何度言ってもわからないバカ。
ああもう。
でも本当に、めちゃくちゃかわいい、クソだ。
「どう?」
「しらね」
「ええっ」
おどろいて目をまるくしている。それもまた文句なしにかわいく見えてしまうから、俺はマジで終わっている。
幼馴染のひいき目というのは、マジで最悪だ。
「やっぱりそうくんには、褒めてもらえなかったかあ」
かなしそうな顔を作って俯いてしまった。
柚葉は睫毛が長い。
あの日、一緒に拙いダンスを踊ったときにも気づいたことだった。すぐ近くにいるのが柚葉なのだと思うとおかしな気分になる。
初恋だった。今もそうなのか?
自分でよくわからない。
ただ、どうしようもなく大事で、どうにかずっと、危ない目に遭わずに笑っていてほしいと思っているのは間違いなかった。
絶対に、柚葉に告げることはないだろうと思っていた。
「かわいいんじゃねえの」
ぽろりとこぼれて、自分でびびっている。
「ええ、ほ、めてくれた」
「ああ? なんだ、取り消す」
「え、だめ。もらった。もーらいだ」
「はは、なんだよそれ。バカっぽい」
「馬鹿だからなあ」
かわいいの間違いだよ、バカ。
学習しないアホ。何度言ってもわからないバカ。
ああもう。
でも本当に、めちゃくちゃかわいい、クソだ。
「どう?」
「しらね」
「ええっ」
おどろいて目をまるくしている。それもまた文句なしにかわいく見えてしまうから、俺はマジで終わっている。
幼馴染のひいき目というのは、マジで最悪だ。
「やっぱりそうくんには、褒めてもらえなかったかあ」
かなしそうな顔を作って俯いてしまった。
柚葉は睫毛が長い。
あの日、一緒に拙いダンスを踊ったときにも気づいたことだった。すぐ近くにいるのが柚葉なのだと思うとおかしな気分になる。
初恋だった。今もそうなのか?
自分でよくわからない。
ただ、どうしようもなく大事で、どうにかずっと、危ない目に遭わずに笑っていてほしいと思っているのは間違いなかった。
絶対に、柚葉に告げることはないだろうと思っていた。
「かわいいんじゃねえの」
ぽろりとこぼれて、自分でびびっている。
「ええ、ほ、めてくれた」
「ああ? なんだ、取り消す」
「え、だめ。もらった。もーらいだ」
「はは、なんだよそれ。バカっぽい」
「馬鹿だからなあ」
かわいいの間違いだよ、バカ。


