怪しまれるわけにはいかないので、裕也には断捨離するために母に手伝ってもらうということにしておいた。




それから1ヶ月、いつもと変わらない日常をすごしていた。




その間に私は、会社近くのマンションをかり、そこにすべての荷物を置いた。




そして、私たちの結婚3年目の記念日の日。




私は、この日に裕也と沙紀を地獄に落としてやろうと考えていました。




「裕也、今日で3年目だね」




「あ、あぁ。そうだね。長いようで短いな~」




「そうだね。今日はさ、家でゆっくり食事にしない?」




「そうしようか。」




「お客さんも呼んでるし。」




「誰呼んだの?」




「来てからのお楽しみかな~」




そして、19時になった。




義両親と両親が家についた。




そのあと、遅れて沙紀がやってきた。




「先輩!こんばんわぁ~」




「こんばんわ、沙紀さん。もうみんなそろってるから、始めましょうか。」




「ご招待ありがとうございます。」




そして、ダイニングに案内すると、裕也は一瞬目を見開いて驚いた顔をしました。




「今日はお義母さんたち以外にも、私の後輩を呼んだんです。」




「あら、そうなの?じゃぁ、さっそく始めましょうか。」




そういって、乾杯をし、義両親たちにお祝いをしてもらいました。




両親は、少し難しそうな顔をしていました。




その時、沙紀がお手洗いにと、席を立ちトイレへ行きました。




うちの家のトイレは、お風呂とドアが一緒なので、初めて来た人はいつも間違えるのですが、彼女は間違えることなく、トイレに入りました。