あの出張から2か月がたって、新店舗のオープンも無事完了し、その後も経過は絶好調に。




次は鈴木グループが新規事業をするということで、その担当を私と、社長、専務の3人ですることに。




新規事業ということもあって、やることが多く残業が続いていました。




裕也には事情を話していたので、家のことは心配していませんでした。




そして、出張でアメリカのLAに行くことに。




次の出張はいつ帰れるかわかりませんでした。




契約が取れ次第帰国するから、1ヶ月は優にかかるかもしれないと、裕也に説明をし出張に行くことに。




出張先の社長さんはすこし頑固だったみたいですが、すぐに契約をしてくれることに。




当初の予定では、1ヶ月以上かかると思っていたので、まさか2週間で取れるとは思っていませんでした。




そして、その2日後日本へ帰国。




帰国したと同時に、裕也に契約が早く取れて日本に戻ってきた。




と、LINEをし家に帰ることに。




この時、会社に戻って仕事すればよかったと、後悔しました。




裕也は連絡を見ていないのか既読もついていませんでした。




今日は休日で、裕也は家にいるはずです。




もしかして、お昼寝でもしてるのかなと思い、インターホンを鳴らさずに家に入りました。




「ただいま~」




といっても返事はなく、寝ているのだと思いました。




そして、私は玄関に私のではないヒールがあることに気が付きました。




誰か、来てるのかな?



そう思い、リビングに入っても誰もいませんでした。




あれ、誰もいない。靴はあるのに。




テーブルにはグラスが2つありました。




裕也に連絡をしようと思ったとき、寝室から声が聞こえました。




「っん。」「あっ」




などと、女性の息遣いが。




その時確信しました。




裕也は、不倫をしていました。