柾「…送ってく」



そう言われてどこかに電話をかけ始めた。



数分後、黒塗りの車が目の前に1台止まり、柾さんはその車の後部座席のドアを開けながら「乗って」と言われ困惑しながら開けられた車に乗った



その隣には柾さんも乗ってきて家までの道を聞いてきた。



う~ん。



気まずい。気まずすぎる。



話す話題もないし、柾さんはずっと外の方を眺めてるし…



そうこうしてるうちに家に着いた。



車から降りる際、お礼を言うと



柾「澪」



名前を呼ばれ、ドキッとしていたら顔が少しづつ赤くなっていくのがわかる。



心の中でヤバいと思い手で顔を隠す前に



柾「また明日な」



そういって、柾さんは帰っていった。