キミの名前を呼びたい。




朝のHRが終わると、当然みんな如月くんの席に集まる。


「前の学校どうだった?」とか
「彼女いるの?」とか
「スポーツできるの?」とか


如月くんは嫌な顔せず、ちゃんと答えていた。


「あの如月くん、わたしで良ければ学校案内…したいな」


学年一可愛いと言われてる真城 美結(ましろみゆ)ちゃんが声をかけた。


背が低く、ブラウン色の髪は腰くらいの長さで、目も二重でぱっちりしていて男女共に人気の女の子だ。


「学校案内かー…」



如月くんは少し考えている様子だった。



「それなら俺、葉山さんがいいな!」


如月くんは私の腕を掴み、そう言った。