キミの名前を呼びたい。



そっか…じゃあ、2人は付き合ってるわけじゃないんだ。


「…俺そろそろ教室戻るね、椛」


如月くんは利用者記録の紙を先生の机に置いて、保健室から出ていってしまった。


今…如月くん私のこと"椛"って……


私は飛び起きて、上履きも履かずに保健室を飛び出した。


このチャンスを逃したら、もう如月くんには伝えられない気がする。


如月くん待って……!!


慌ててたからメモ帳をベッドの上に置いてきてしまった。


そんなことは今どうだっていい。



神様、お願いです、今だけ。今だけでいいです。



私の声よ出て───




廊下で、如月くんの腕を掴んだ。


「……っ、葉山さ…?」






「ち…せく…す…き……」