キミの名前を呼びたい。




保健室は私と、如月くんの2人。


「葉山さんって下の名前、かえで、だよね。
字は確か木へんに花でいいの?」


私はベッドに横たわりながら頷く。


「…葉山さんは、笹川と付き合ってるの?」


突然の質問に私は驚く。


そして首を横に振る。


「そうなんだ、俺てっきり2人付き合ってるのかと思った。…ほら、文化祭前に俺と真城さんが教室に居る時手繋いで入ってきたからさ。」


あ、あの時の…真城さんが如月くんとキスしてた時の…


『如月くんこそ、真城さんと付き合ってるのでは?』


「え?俺?ないない……もしかしてあの時見られてた?」


私は静かに頷く。


「あれはー、俺も驚いたよ。告白されて、断ったら急にされて。」