キミの名前を呼びたい。



「俺さ、葉山さんに嫌われたと思ってた。
だって急にホワイトボード使わなくなったし、文化祭実行委員は勝手に真城さんに変わるし。」


私はポケットからメモ帳を取り出し書こうとした時だった


「でも、それつけてくれてるの見て嫌われたわけじゃないって分かって安心した」


ヘアピンとヘアゴムのことだ。


『ありがとう』


「んーん、こっちこそありがとう。」





学校に着くと、生徒はみんな教室に戻っていた。


私はそのまま保健室へと運ばれた。


「葉山さんははいこれ、湯たんぽ。お腹のとこ置いといてねー」


珍しく保健の先生がいる。


「じゃあ如月くんは代わりに利用者記録の紙書いてくれる?」


そう言って先生は煙草を持って出ていってしまった。