キミの名前を呼びたい。



笹川くんは図書室に連れて来てくれた。


「、ごめんね」


そう言って、私を抱きしめた。


「もっと、泣いていいよ。辛かったよね。」


笹川くんが優しく頭を撫でてくれる。


それが嬉しくて、更に涙が出てくる。









しばらく笹川くんの胸で泣いたからか、だいぶ落ち着いた


『ありがとう。もう大丈夫』


「そっか、良かった!」


『色々とごめんなさい』


「ううん、僕が好きでやってるんだ。気にしないで?」




その後、笹川くんと一緒に梓ちゃんが部活での出し物でじゃがバターを販売しているので買いに来ていた。


「さっきさー、如月と美結も来たんだよね
で如月にこの手紙を椛に渡して欲しいって言われた」


梓ちゃんから白い封筒を受け取った。