キミの名前を呼びたい。



『どうして私にここまでしてくれるの?』


「だって俺たち友達じゃん!ノートは1回書いたら終わりだけど、これなら何回も書けるし書き直せるしいいかなってお昼休みに思ったんだ」


『真城さん達とご飯食べてたのに、そんなこと考えてくれてたの?』


「"そんなこと"じゃないよ。大切なことだよ。」



如月くんの優しさに胸が熱くなる。


「あ、でも俺の勝手な押し付けだから嫌だったら断ってくれていいからね?」


私は如月くんが持っていたホワイトボードを手に取った。


『明日から使います^^』


「う、うん!じゃあ買おっか!」


ホワイトボードと、ペン5本入りと、消すやつを購入した。


『私のこと考えてくれて、ありがとう』