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「…なるほどです」
俺の話を黙って聞いていた男は、目を閉じてうんうん、と頷いた。
坊主頭でガタイが良く温厚そうな顔の、未来の中学からの友達。
2年C組、野球部所属、ポジションセカンド、森川裕太。
未来が去ったあと、俺が1人昇降口でぼんやりしていると、
「…あのー、もしかして未来と、なんかあったんすか?」
部活仲間と帰ろうとしていた森川くんが、俺に声をかけてくれたのだ。
さすが未来の中学からの友達、ものすごくいい奴だ。
そして俺は、ぽつりぽつりと事の顛末を話した、というわけだ。


