4限のあと、私は3年生の教室がある3階まで来ていた。
知らない人ばかりの廊下で視線を感じながら、会長の姿を探す。
金髪だから、すぐ見つけられると思ったんだけどな…。
色んな教室をこそこそと覗いてみても、なかなか見つけられずに困っていると。
とんとん、と肩を叩かれた。
「未来ちん、こんなとこでどした?」
振り返った先にいたのは、救いの天使、流奈さんで。
「流奈さん…!」
「とーるかね?」
「はい。あの、さっき言い忘れたことあって…」
「そんなのメッセージしたらいいじゃん」
「あ、それが、連絡先知らなくて…」
「まじで言ってる?はあ。ほんと、とーるって抜けてるっていうか…」
流奈さんは呆れ顔で、D組だよ、と教えてくれる。
ありがとうございます、と頭を下げて私はD組へと走った。


