私が1人反省していると。
「未来のは、自分で作ってんの?」
会長が聞いた。
未来、と呼ばれるのにも、いつのまにか慣れてしまった。
こうしてどんどん色んなことに慣れさせられて、いつか立派な手下になってしまうんじゃないか…。
想像だけで身震いがする。
「…そうですけど」
「うまそだね」
「…普通です」
「ふーん」
さして驚いた様子もなく言うので、私は少し考えてしまう。
会長って、どこまで私のこと知ってるんだろう。
どこまでって言っても、そんな大層な秘密があるわけじゃないけど。
――『君の情報は、ほとんど揃っている』
そう言ってだけど。
情報だけで、なにが分かるのって、思うけど。


