イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



ちょっと会長、言いすぎなんじゃない?


たかがチョコボールじゃん。


副会長も副会長で、なんとか言ってあげなよ。


彼氏なんでしょ?



と、思うけど立場上、そんなことは言えず。



「あの、私、買ってきましょうか?」

小さな声で言うと、会長が大きくため息をついた。



「そんなことのために呼んだんじゃない」


…あっそう。


ていうか、じゃあなんのために呼ばれたの私?



「これじゃ昼食にならない。…売店行ってくる」


会長は財布を手に、生徒会室を出ていこうとする。



「いいよ、流奈が行くよ」

流奈さんが引きとめようとすると。



「当然行ってこいって言いたいところだけど。お前は要反省の上、未来と待機」




未来。


そう呼ばれて、私は咄嗟に会長の顔を見た。



…勝手に名前で呼ばないでほしい。



その、言葉にできない気持ちをこめて。