イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



「…流奈、謝りなさい」


副会長が小さくため息をついて言うと、流奈さんはバッと上半身を曲げて頭を下げた。


「すんません会長、流奈が食べました」

「ストックは?」

「流奈が食べました」



…なんの話?



「ほらさ、昨日さ、結構遅くまでここで仕事してたじゃん?どーしてもお腹空いちゃって、2人が資料室行ってる時に食べちゃった、本当すんません。買っとこうと思ってたんだけど、バタバタして…」


「…俺のチョコボール食っといて言い訳?」


黙って話を聞いていた会長が薄っすらと笑みを浮かべて流奈さんに言うと、生徒会室は静まりかえる。



…いやいやいや。



ちょっと待って、これ。



もしかしてもしかしなくとも、この人たち、超くだらない話してない?


しかも本気で揉めてない?



かの生徒会のメンバーが。



流奈さんは笑顔をなくして、しょんぼりと俯いてしまう。