イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



「…君の情報は、ほとんど揃っている」


あの日と同じように言ってから、くすくすと笑いだす綺麗な顔。



「揃ってるわけねーだろ、情報なんて」


肘掛けに肘を乗せ、その先から伸びる手で額を支えて少し俯く。


そんな仕草まであの日のまま。



「1年間見続けて、嫌でも分かるようになっただけだ」



淡々と、生徒会からのお知らせを話すように会長は言う。



「お前の入学式の後…、生徒指導室に入ろうとしたら、中から生徒と教師の揉める声が。恒例だな。入学生の身だしなみチェックだ。ピアス、スカート丈、髪色……。俺は用があったから気にせず入ろうとしたんだが、その時部屋の中から1人の女の声がはっきりと、やけに通って」



そこまで言って会長は、私を見た。


射るような瞳。


低くて柔らかな声がゆっくりと。