イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



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スマホの検索ページを開いて、


神崎 商社


その2文字を入力しただけで、株式会社神崎商事と、そのグループ会社の情報が大量にあがってくる。


立派なホームページや、数多の関連ニュース。


難しい漢字とカタカナばかりが並んでいて、眩暈がしそうだ。


その中に神崎透の文字を見つけてページを開くと、グレーのスーツを着た会長と、黒いスーツを着た五十代くらいの男性の写真が目に飛び込んでくる。


ゆったりと椅子に座ってこちらを見ている会長は、知らない人みたいだ。


髪は、もう黒い。


私の知らない会長が、こんなところにもいる。


ずっと一緒に、いたはずなのに。



記事のタイトルは

『KANZAKIグループの今と未来。社長×息子の対談インタビュー』



私は夜道に立ち止まって、ゆっくりその記事を読んだ。




私の選択は、そして会長の選択は、明らかに、正しい。