イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



勿体なかったな。

そんなことを思った。


私が入学してすぐからこうして、一緒にいられたら、2年間は一緒に過ごせたのに。



そんな、考えたって仕方ないことを愚かに考えていたら。



「去年か…」


会長が呟き。


「未来は、校庭で法被着て、屋台出してたな」



そんなことを言うので、私はびっくりしてしまう。


「なんで、知ってるんですか…?」

「そりゃー生徒会長だから」


飄々と言うので、どこまで本気でどこまで冗談なのか分からなくなる。



悶々と1人考えていると、会長がちらり、私を見てから空を見上げ、


「黒子は可愛いなあ」


独り言みたいにそう呟いた。


私は瞬く間にまた、赤面してしまう。


そんな、いい天気だなあみたいなノリで、言わないでほしい…。


あと黒子って呼ばないでほしい…。