イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



「影武者ってなに」

「あ、いえさっきまで受付にいらっしゃったので…そっくりさんの影武者かと思いました」

「アホか…。で、どこ行くわけ」

「あ、お忙しそうだったので帰ろうかと」


これ…、と、教室から持って来たたこ焼きが入った袋を差しだす。


「うちのクラスで作ったやつです。皆さんで食べてください」

「未来の分は?」

「え…?あ…、それはこれから考えます」


すっかり自分のお昼ご飯なんて忘れていた私は、少し焦って答えた。


この黒い網は、表情の変化も隠してくれそうでいい感じだ、と思いながら。


会長の表情まで見えにくいのは残念だけど…。


「ちょっと待ってろ」


会長は言って、すたすたとさっきまでいた受付の方へ歩いていき、実行委員や副会長たちとなにやら話している。



…邪魔してしまった。


後悔しながら、会長を待っていると。