イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛



「未来、休憩行くー?」


きょうちゃんと森川に言われて時計を見ると、いつのまにかお昼を過ぎていた。

忙しくて全然気づかなかった。


「私もうちょっと店番してから出るよ」

「えー一緒に行こうよ」

「もうすぐ生徒会の皆さん来る予定なの」

「うわお、そりゃ店内大騒ぎだ…」

「だから行ってきて!」


笑って言うと、2人はお化けの格好のまま教室を出ていった。


もちろん生徒会の皆さんが来る予定なんてないけど。

森川は部活で忙しいし、なかなかデートにも行けてないだろうから。


会長も副会長も流奈さんも、今日は忙しくしてるんだろうな。



…生徒会の任期は、今年の12月まで。


ぽつり、思う。


冬休み明けの1月からは、新生徒会の選挙がはじまる。


今日が、会長と副会長と流奈さんが、生徒会として過ごす最後のイベントなんだ。


会長も副会長も流奈さんも、なにも言わないけど。




私はクラスの調理班の子にたこ焼きを1つ注文して、それを持って休憩に出た。