イケメン生徒会長の甘くて危険な溺愛





木曜。


会長たち3年生が、修学旅行に旅立って2日目。

昨日から、会長のかわりにきょうちゃんが一緒に登校してくれている。


「ごめんね本当。もう1人でも大丈夫だと思うんだけど…」

「なに遠慮してんの。ていうか、会長が心配する気持ち分かるし」


きょうちゃんが私の隣を歩きながら、優しく微笑んで言う。


「会長が何日も学校にいないのなんてはじめてじゃん?自分がいないあいだになんかあったらって…心配になるのは分かるよ」


「そうかな…」


「だって普通だったら、未来もっといじめられたり泣かされたりしてるよ色んな人に」

「…うん、そうだよね」


「未来の知らないとこで、守ってくれてること、結構あるんじゃないかな」


きょうちゃんがいつものからかう口調ではなく、静かで真面目な声で言うので私は素直に頷く。