「あ、もしかして生徒会室、来るのはじめてだったりする?」
呆気にとられている私の顔を、ツインテールさんが覗きこんで言う。
「一生関わることもないと思ってたので…」
思わず本音を漏らすと、ツインテールさんは声をあげて笑った。
「関わっちゃったねー」
その楽しそうな笑い声を聞きながら、私は恨めしげに副会長を見上げる。
「あの。これって強制なんですか…?」
副会長は眼鏡の奥の目を細め、堂々と。
「強制なわけないだろう」
そんなことを言うので、私はガクッとしてしまった。
ほとんど強制でここまで連れてこられたんだけど…?
「俺たちはいち生徒だ。そんな権限はない。ただ…」
ただ…?
「ただ、うちの会長は相当しつこい男なんだ。ある程度は従った方が、君も楽だろう。そう思うだけだ」
「…ごめんなさい、本当に全然、飲みこめない…」


