得体の知れない2人組(得体は生徒会メンバーなんだけど)に、連行されるように校舎を歩く。
普段だったら今頃、2限がはじまるまでの自由時間をきょうちゃんや森川と談笑して過ごしていたはずなのに。
ああ、きょうちゃんも森川も心配してるだろうなぁ。
私のトイレ長すぎない?って…。
いや、2人のことだから私が逃走したってことくらい分かってるか。
はあ…。
深くため息をつく。
平和な日常に普通の恋を求めて、慎ましく過ごしてきたのに。
1階の校舎の長い廊下をまっすぐ歩きその突当たりまで来たところで、私たちは立ち止まった。
目の前には、あまりに大きく重厚な木製の扉に、立派な真鍮のドアノブ。
扉の上にはでかでかと≪生徒会室≫のプレートが。
…こんな厳めしい生徒会室、アニメでしか見たことない…。


