「2年C組、桜田未来さん、だな?」
私は観念して、こくり、と一度頷く。
「私、なにも悪いことなんてしてない、です…」
最後の抵抗にと小さな声で言うと、副会長は眼鏡の向こうの目を少し丸くして、隣のツインテールさんを見た。
「彼女、なにか勘違いしてないか」
「さあ。そりゃ、あんな呼び出し方したらね」
「そうしろとあいつが言ったんだから、仕方ないだろう」
「分かってるって。別にそーすけを責めてるわけじゃないよ」
「俺だって止めはしたんだ」
「流奈だって止めたっちゅうに。でも、とーる聞く耳持たないじゃん」
なにやら2人で話しはじめたので、その隙にでもそっと逃げられないものかと考えていると。


