なんて優しいんだ。
それにしても、私服でしかも学校の外で、この2人と会うなんて不思議な感じだ。
ちょっと照れくさい。
会長がいたら、どんな感じだっただろう。
「とーるも来れたらよかったのにねー」
私の考えを読んだみたいに流奈さんが言うので、少し焦る。
「会長は塾行かないって言ってましたけど、副会長と流奈さんは行ってるんですね」
「うん、流奈たちは普通に受験だしねー」
「会長は違うんですか?」
「んー、受験は受験でも、違うかな」
流奈さんは少し考えるような顔をしてから、続けた。
「私たち3人、幼馴染でしょ?私もそーすけも、そこそこ育ちいいんだよ。自分で言うのもなんだけど。でも、とーるは別格」
…別格。


