休憩を終えて明るい気持ちで店頭に戻り、2時間くらい経ったところで、流奈さんは現れた。
「流奈さんが来ましたよおー」
そう言って両手を振ってやって来た流奈さんの、可憐なツインテールは夏休みも健在。
丈の短い鮮やかなオレンジのワンピースが、よく似合っていた。
そして隣には、真夏でも涼しい顔の副会長。
半袖のカッターシャツにチノパン、というスタイルは、ものすごく副会長っぽい。
「あ、きょうちゃんも、こんにちはー」
流奈さんがきょうちゃん挨拶すると、きょうちゃんもぺこりと頭を下げた。
「会長は?」
きょうちゃんに耳うちされて、私は小さく首を振る。
「流奈さん、副会長、来てくださってありがとうございます」
「なーにを言ってんの。流奈と未来ちんの仲じゃないか」
「連れていけと流奈が喧しくてな。バイト中、邪魔して悪いな」


