会長は私の腕を掴んだまま、乱暴に生徒会室のドアを開けた。
テーブルで談笑していたらしい副会長と流奈さんが、驚いて動きを止める。
「なに、どしたの、とーる」
流奈さんが言うと。
「悪いけど2人とも、外してくれる」
会長は冷たいともとれるような声で2人に言った。
副会長と流奈さんは顔を見合わせてから、黙って生徒会室を出ていく。
3人の付き合いが長いんだなって思うのは、こういう時だ。
会長は私をテーブルまで連れていき、椅子に座らせると。
長いため息をついて、隣の椅子に横向きに腰かけた。
…怒ってる、のかな。
大人しく教室で待ってなかったから。


