「…で、なんか用?」
茶髪の傷みが目立つ男が、挑発するような目で私を見た。
でも、私はなぜか少しも怯んでいなくて。
「さっきの言葉、撤回してください」
言葉が自然と、口から出てくる。
「さっきのって、あー、コネと教師買収の話?」
全部だよ。
その言葉は飲みこんで頷くと。
「じゃー証拠でもあんの?生徒会長が、コネ入学してなくて教師買収してないって、証拠」
「ありません」
「あ、ないんだ。ないなら自由じゃね?なに言っても」
「会長は、そんな人じゃないので」
「そんなこと、俺らは知らねーし。ただの目立ちたがりのボンボンだろ?」
そう言われて、私はきゅっと唇を噛む。


