…幼馴染との恋愛、か。
それはちょっとだけ、羨ましい。
私は女の子たちの方からステージに視線を移して、副会長と、ステージに並んでいる会計係らしい女の人を見る。
低い背に勝気な瞳。
アイドルグループにいそうな可憐な雰囲気で、黒髪ロングのツインテールがよく似合っている。
淡々と話し続ける副会長とは真逆の雰囲気だけど、確かにお似合いかもしれない。
私は今朝の告白を思い出して、またため息をついてしまう。
普通の恋愛がしたい。
ずっと続く想いなんてない。
壊れない恋愛なんてない。
分かってるけどでも。
外見にとわられず中身を愛しあえる、そういう人と出会えたら…。
そんな淡い期待を抱いてしまう。
…私には、無理なのかな。


