「最後に生徒会からの連絡事項を数点お伝えします」
会長とはうって変わって落ち着いた声と事務的な話口調で、片手に持った用紙を眺めながら話す、生徒会の副会長。
端正な顔つきをしていて、生徒会長とまではいかないけど支持率は高く、「副会長派」の一部の女子生徒がいるのも事実。
副会長は高校生とは思えないその安定感で、先生たちからも絶大の信頼を得ているらしい。
『副会長って、会長の幼馴染らしいよ』
『えっそうなの、萌える』
『カリスマ王子な生徒会長の、理解者で右腕。ずばり副会長って感じだよね』
『えー硬派っぽい、かっこいい。付き合いたい』
『あ、だめだめ。ほら、あそこに立ってる背の低い、ツインテールの。会計?の3年の女の人。あの人も会長と副会長と幼馴染で、副会長のコレらしいから』
近くでこそこそと話していた女の子が、小指を立てて言った。


