「お、起きました!」
「遅い」
「は、離れてください…!」
焦って言うと、会長は、ふん、と言って私から離れた。
いつから寝てたんだろう、私。
「早く行くぞ」
そう言われて辺りを見渡すと、バスにはもう誰もいない。
「あれ、みんなは…?」
「未来が全然起きねーからとっくに降りた」
「すみません…」
「別に。集合時間、あとちょっとだからさっさとしろ」
そう言われて、私はわたわたとバスを降りる準備をする。
ていうか、会長に肩貸してたはずなのに、途中から寝ちゃって大丈夫だったかな。
会長はすっきり目覚めた顏で、私の横を歩いていた。


