気をとりなおして、前方のステージを見る。
「では次は、生徒会からの挨拶とお知らせです」
進行役の先生がマイクに向かって言うと、体育館は急にざわざわと騒がしくなる。
色んな場所で女の子たちが、耳うちをしたり口を抑えたり。
中にはスマホを構えて写真を撮ろうとスタンバイする人までいる。
ステージの脇から3人の男女が出てくると、体育館の騒めきは最高潮に達した。
『今日の会長も最高なんですけど…!』
『眩しい、眩しすぎる…』
『3年になっても素敵…』
『私ファンクラブ入ろうかな、なんかもう好きすぎて抗えない』
『ごめん、私こないだもう入った…』
『まじ王子』
色んな場所から色んな話し声が聞こえてくる。
彼女たちの視線は3人の中でもひときわ目立つ、綺麗な金色の髪の男に注がれていた。


