近所の劇団に入りながら、オーディションを受ける日々。


来る日も来る日も、一生懸命舞台の稽古に励んだ。


怒鳴られてつらくても、けなされて泣いたとしても、絶対に…


私は、諦めなかった。


女優になって漣 亜希斗に会う。


そして、共演。


それが、私の夢だったから。


悔しくても泣き言は言わないって、そう決めていた。


おかげで、精神も鍛えられたみたいで、子どもの頃の引っ込み思案な私は、どこかへ行ってしまった。


この世界、気持ちが強くなくちゃ生き残れない。


顔でニコニコ笑ってても、心の中はメラメラと闘志を燃やして…


絶対、誰にも負けない!って…


そう誓って毎日生きて来た。


オーディションで合格を勝ち取り、初めてCMに起用されたのが18歳。


そこからは…


とても早かった。


雑誌やテレビ、SNSで連日取り上げられ、私は…


かなりの人気を得ることが出来た…