大手芸能プロダクションの合格を勝ち取ることが出来た。


通知が来た日のことは今でもよく覚えてる。


奇跡が起きた!って、本気で思った。


嬉し過ぎて、いっぱい泣いた。


私はもちろんだけど、無理だとタカをくくってた周りの人達も、本当に皆、驚いてたな…


頑張って入社して、1年目の時、マネージャー見習いとしてある若手俳優さんに着かせてもらった。


その時の先輩マネージャーが、すごく良い人で親切にいろいろ教えてくれた。


だけど、なかなかマニュアル通りにはいかないことばかりで、日々、悪戦苦闘って感じだったかな。


とにかく…必死だった。


なんとかここまでやって来れたのは、櫻や家族、周りの励ましがあったからだと思う。


そして、今、私は…


「漣 亜希斗」の専属マネージャーとして、いつも彼の側にいる…


今でも、この状況が信じられない時があるけど…


でも、これは夢じゃない。


紛れもない現実なんだ…