亜希斗さんと櫻は、その後、リビングで真飛を見てくれてる。


私は新居のウッドデッキに出て、大智と2人で話した。


『本当に幸せになったんだね。雅妃…楽しそう』


『うん…幸せだし、毎日楽しいよ。もちろん、真飛の子育ては大変だけど、可愛くて仕方ないし』


『そうだろうな。あんな小さな命…母親ってすごいよ。雅妃…立派だよ、本当に』


真面目な顔で言う大智。


『そうだ、明日花ちゃんは元気?まだ大智のマネージャーなんだよね?』


『ああ。あれからまた告白はされたけど、断り続けてる。明日花ちゃんは…申し訳ないけど、自分の彼女にしたら…結構大変そうだしな』


大智は、苦笑した。


『明日花ちゃん、可愛いから…大智とお似合いだけど…』


そんなこと言ったら、櫻に怒られるよね。


『似合ってないよ、別に。それに…明日花ちゃんより、雅妃の方が断然可愛い』