『真飛(まなと)です~こんにちは。よろしくお願いしま~す』


私は、大智に、小さな小さな愛息子を紹介した。


『可愛い!真飛君、こんにちは。うわ~ほんとに可愛いなぁ。あの高校生だった雅妃がお母さんになるなんて…信じられないよ。でも…うん、立派だよ。なんか感動する』


目をキラキラ輝かせながら、小さな真飛の手を優しく触って…大智が言ってくれた。


『やだ、大智君、泣いてる?』


『泣いてないよ!泣く訳ないから。櫻ちゃん、変なこと言わない』


大智が、必死で反論する姿、ちょっと笑える。


『え~泣いてるように見えましたよ~』


意地悪そうに、大智に顔を近づける櫻。


『だから、泣いてないって!』


そう言い合って笑う2人。


美男美女だ。


意外と…


お似合いだなって…


ちょっと思った。