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いつも通り(いつもどおり)


ピピピピッ ピピピピッ
元気よく目覚まし時計がなる。もうこの時間に起きなければならないことはとっくのとうになれたし、目覚まし時計が鳴ればすぐに起きることができる。そう、今は4時だ。

私はすぐにベットから飛び起き、急いで白のワイシャツに黒のジャケット、黒のパンツに着替えドアを開ける。


「遅いぞ、ひめ!」
3人の声が重なる。3人というのは私の兄弟だ。長男の飛射薇(ひいら)、次男の妃勇(ひいさ)三男の火愛(ひいと)だ。

ちなみに、私の名前は姫花(ひめか)だが、兄弟にはひめと呼ばれている。

「ごめん、ごめん。もう、行かなきゃね。」
そう言いながらまだ履いていなかったヒールを履き、みんながいる廊下に走り出す。