でもすでに入院の準備はしてあるし、マンションまで戻ればコンシェルジュもいる。それに何度も出産までの流れをシミュレーションしたじゃない。
そう自分に言い聞かせて必死に落ち着かせた。
そしてやっとマンションが見えてきた頃、再び陣痛に襲われた。
痛くて表情が歪む。そのまましゃがみ込み、必死に痛みに耐えていた時。
「どうしたんだ、未来!」
「大丈夫!?」
遠くから聞こえてきた聞き覚えのある心配する声。
痛みが落ち着いてきて顔を上げると、血相を変えてマンションからこちらに向かって駆け寄ってきたのは、お父さんとお母さんだった。
「もしかして陣痛が始まったの?」
「なんだって!? 本当か? 未来」
呆然とする私の身体を支えて立たせてくれた両親は、とても慌てている。こんなふたりを見るのは初めてだ。
「どうなんだ、未来。陣痛がきたのか?」
びっくりしてなにも言えずにいると、痺れを切らしたお父さんにもう一度聞かれた。
「あ……はい」
返事をすれば、両親は目を丸くさせた。
そう自分に言い聞かせて必死に落ち着かせた。
そしてやっとマンションが見えてきた頃、再び陣痛に襲われた。
痛くて表情が歪む。そのまましゃがみ込み、必死に痛みに耐えていた時。
「どうしたんだ、未来!」
「大丈夫!?」
遠くから聞こえてきた聞き覚えのある心配する声。
痛みが落ち着いてきて顔を上げると、血相を変えてマンションからこちらに向かって駆け寄ってきたのは、お父さんとお母さんだった。
「もしかして陣痛が始まったの?」
「なんだって!? 本当か? 未来」
呆然とする私の身体を支えて立たせてくれた両親は、とても慌てている。こんなふたりを見るのは初めてだ。
「どうなんだ、未来。陣痛がきたのか?」
びっくりしてなにも言えずにいると、痺れを切らしたお父さんにもう一度聞かれた。
「あ……はい」
返事をすれば、両親は目を丸くさせた。



