「まさか気づいていなかったのですか? 聞いている限りでは完全に恋していると思いますが。そもそも勤務中に仕事以外のことを考えるなど専務らしくないではありませんか」
竹山の言う通りだ。仕事以外のことでこんなに悩むこと自体初めてのこと。それだけで充分な理由となる。俺は未来に惹かれているのだと。
「しかし婚約者様のことが少し気になりますね。専務の話を聞いていると、これまで出会ってきた女性とは違うようですし」
「あぁ、そうなんだ」
普通に答えたというのに、なぜか竹山は目を大きく見開いた後、珍しくクスリと笑った。
「恋しているということに関しては否定なさらないのですね」
「お前がそう言ったんだろ」
なんとも棘のある言いかただ。
少しだけムッとして返すも、竹山は表情を戻して話を続ける。
「どうしましょうか? 気になるようでしたら彼女のことをお調べいたしますが。……そのほうが仕事も捗るでしょうし」
ボソッと言ったのが本音だろう。現に未来と出会ってからというもの、彼女のことが気になって仕事スピードは明らかに落ちている。
「結婚するなら尚更お相手のことは把握しておくべきかと」
「そう、だな。それと樋口のことも詳しく調べてくれないか? 彼女と結婚したら親戚となる以上、知る必要がある」
「わかりました。早急にお調べいたします」
竹山の言う通りだ。仕事以外のことでこんなに悩むこと自体初めてのこと。それだけで充分な理由となる。俺は未来に惹かれているのだと。
「しかし婚約者様のことが少し気になりますね。専務の話を聞いていると、これまで出会ってきた女性とは違うようですし」
「あぁ、そうなんだ」
普通に答えたというのに、なぜか竹山は目を大きく見開いた後、珍しくクスリと笑った。
「恋しているということに関しては否定なさらないのですね」
「お前がそう言ったんだろ」
なんとも棘のある言いかただ。
少しだけムッとして返すも、竹山は表情を戻して話を続ける。
「どうしましょうか? 気になるようでしたら彼女のことをお調べいたしますが。……そのほうが仕事も捗るでしょうし」
ボソッと言ったのが本音だろう。現に未来と出会ってからというもの、彼女のことが気になって仕事スピードは明らかに落ちている。
「結婚するなら尚更お相手のことは把握しておくべきかと」
「そう、だな。それと樋口のことも詳しく調べてくれないか? 彼女と結婚したら親戚となる以上、知る必要がある」
「わかりました。早急にお調べいたします」



