「ここまで育てていただいたことに感謝しています。この恩は、弦さんと結婚することで返せたと思っています。結婚したら、やっとこの家を出ることができると喜んでもいました。……だけど弦さんのことを好きになり、愛される幸せを知って、子供を授かり、期待してしまったんです。もしかしたら妊娠をきっかけに、お父さん、お母さんとの関係も変わるかもしれないと」
だから今日、勇気を出して来たんだ。
「愛されることを諦めきれていなかったんです、私。でも、さすがに今日で諦めがつきました。お母さんにここまで嫌われていて、お父さんの視界にも入れてもらえていないのに、愛してもらえるわけがないですよねっ……」
自分で話していて悲しくなり、声が震えてしまう。
「安心してください、もう二度とこの家には来ません。……そんなに私が憎いのなら、親子の縁を切っていただいても構いません」
ポロポロと涙が溢れて止まらない。それでも縁を切っても構わないと言えたのは、私は弦さんと家族になれたからだ。
愛する人と想いが通じ合い、愛しい我が子が生まれる。優しい彼のご両親もいるから。
だから今日、勇気を出して来たんだ。
「愛されることを諦めきれていなかったんです、私。でも、さすがに今日で諦めがつきました。お母さんにここまで嫌われていて、お父さんの視界にも入れてもらえていないのに、愛してもらえるわけがないですよねっ……」
自分で話していて悲しくなり、声が震えてしまう。
「安心してください、もう二度とこの家には来ません。……そんなに私が憎いのなら、親子の縁を切っていただいても構いません」
ポロポロと涙が溢れて止まらない。それでも縁を切っても構わないと言えたのは、私は弦さんと家族になれたからだ。
愛する人と想いが通じ合い、愛しい我が子が生まれる。優しい彼のご両親もいるから。



