私の思いは彼に伝わったのか、「すぐに切り上げてくる」と言って立ち上がり、お父さんに頭を下げてリビングから出ていった。
パタンとドアが閉まると同時に、敬一がお父さんとお母さんに向かって牙をむく。
「父さん、母さん。ずっと昔から思っていたんだけど、どうしてそんなに姉さんに冷たく当たるんだよ。家族だろ? それにふたりにとって初孫だ。嬉しくないのかよっ」
今にもお父さんに掴みかかりそうな勢いの敬一に対し、ふたりは顔を歪めた。
「少しは姉さんの気持ちも考えてやれよ! どれだけ姉さんが今までつらい思いをしてきたかっ……!」
「それは私のほうよっ!」
敬一の声を遮り、お母さんが大きな声を上げた。敬一は驚き、言葉を失う。
するとお母さんは、憎しみの目を向けた。
「未来の母親のせいで、私がどんなにつらく悲しい思いをしてきたか。敬一、あなたにはわからないでしょう!」
取り乱すお母さんに、私と敬一は呆然となる。
「えっ……姉さんの母親ってどういうこと? 母さんじゃないのか?」
「えぇ、そうよ!」
「やめないか」
お父さんが宥めてもお母さんは止まらず、涙が零れ落ちた。
パタンとドアが閉まると同時に、敬一がお父さんとお母さんに向かって牙をむく。
「父さん、母さん。ずっと昔から思っていたんだけど、どうしてそんなに姉さんに冷たく当たるんだよ。家族だろ? それにふたりにとって初孫だ。嬉しくないのかよっ」
今にもお父さんに掴みかかりそうな勢いの敬一に対し、ふたりは顔を歪めた。
「少しは姉さんの気持ちも考えてやれよ! どれだけ姉さんが今までつらい思いをしてきたかっ……!」
「それは私のほうよっ!」
敬一の声を遮り、お母さんが大きな声を上げた。敬一は驚き、言葉を失う。
するとお母さんは、憎しみの目を向けた。
「未来の母親のせいで、私がどんなにつらく悲しい思いをしてきたか。敬一、あなたにはわからないでしょう!」
取り乱すお母さんに、私と敬一は呆然となる。
「えっ……姉さんの母親ってどういうこと? 母さんじゃないのか?」
「えぇ、そうよ!」
「やめないか」
お父さんが宥めてもお母さんは止まらず、涙が零れ落ちた。



