「あ、あの弦さん?」
突然の抱擁に未来は戸惑っている。その仕草にさえ愛しさを感じてしまう。
いや、いつだって未来に対して『可愛い』、『愛しい』という感情を抱いていた。身体を重ねれば、何度も心の中で『好きだ』『愛している』と唱えている。
ただ、それを言葉にして言っていないだけ。それでは未来になにも伝わらないのに。
よりいっそう未来を抱きしめる腕の力が強まる。
「好きだよ、未来」
「えっ」
愛の言葉を囁くと、未来はびっくりして勢いよく俺から離れた。そして瞬きすることなく俺をジッと見つめる。信じられないと言いたそうに。
その表情を見て、俺の気持ちは彼女になにひとつ伝わっていなかったのだと痛感する。
だったら自覚してくれるまで、何度でも伝えればいい。
「今まではっきりと伝えず悪かった。……結婚まで何度かデートを重ねる中で、俺は未来に惹かれていった。好きだから結婚したんだ。結婚式の日に神様の前で誓った言葉に嘘はない。俺の生涯をかけて、未来を幸せにしたい」
「弦さん……」
未来は大きく瞳を揺らし、ポツリと俺の名前を呟く。
突然の抱擁に未来は戸惑っている。その仕草にさえ愛しさを感じてしまう。
いや、いつだって未来に対して『可愛い』、『愛しい』という感情を抱いていた。身体を重ねれば、何度も心の中で『好きだ』『愛している』と唱えている。
ただ、それを言葉にして言っていないだけ。それでは未来になにも伝わらないのに。
よりいっそう未来を抱きしめる腕の力が強まる。
「好きだよ、未来」
「えっ」
愛の言葉を囁くと、未来はびっくりして勢いよく俺から離れた。そして瞬きすることなく俺をジッと見つめる。信じられないと言いたそうに。
その表情を見て、俺の気持ちは彼女になにひとつ伝わっていなかったのだと痛感する。
だったら自覚してくれるまで、何度でも伝えればいい。
「今まではっきりと伝えず悪かった。……結婚まで何度かデートを重ねる中で、俺は未来に惹かれていった。好きだから結婚したんだ。結婚式の日に神様の前で誓った言葉に嘘はない。俺の生涯をかけて、未来を幸せにしたい」
「弦さん……」
未来は大きく瞳を揺らし、ポツリと俺の名前を呟く。



