政略夫婦の授かり初夜~冷徹御曹司は妻を過保護に愛で倒す~

「西連地未来さんですね、では超音波検査をしますので、仰向けになってください」

「はい」

 看護師に案内され、下着などを脱いで検査台に乗る。

「では検査を始めますね。身体に力を入れず、リラックスしてください」

「は、い」

 深呼吸をして落ち着かせるも、初めての検査に医師の言う通りリラックスできそうにない。

 それでもできるだけ身体に力を入れないようにしていると、始まった超音波検査。
 最初は違和感を覚えるも痛みはない。検査は十分ほどで終了した。

「お疲れ様でした。身支度を整えたら検査結果をお話しますね」

 嘘、もうわかったの? 赤ちゃんがいるかどうか。

 そう思うと着替えをする手が震える。それでもどうにか着替えを終えて診察室に戻った。

 そして私が椅子に腰かけると、医師は真っ直ぐに私を見つめて微笑んだ。

「おめでとうございます、ご懐妊です」

 ご懐妊? それってつまり、私のお腹の中に赤ちゃんがいるってことだよね?

 言われてもすぐに理解できなくて固まってしまう。その間も医師は続ける。