「未来、誰かを好きになるのは初めてなんでしょ? だったら自分の気持ちを大切にしてほしい。もちろん幸せになってほしいけど、なにより後悔だけはしてほしくない」
「……うん」
美香に言われなかったら、私は後悔するところだったと思う。好きなのにウジウジ悩んで弦さんの気持ちばかり気にして、自分の気持ちに素直になれなかったと。
「よかった、未来が元気になってくれて。気分も落ち着いた? だったらゼリーでも食べる? 少しでもなにか食べて元気出さないと」
「ありがとう」
美香は冷蔵庫にしまったゼリーを取り行くと、私の好きな桃のゼリーを渡してくれた。
「はい、これなら食べられるでしょ?」
「うん」
美香に話を聞いてもらえたおかげで気分も違う。今なら食べられそうだ。
「私も一緒に食べよう。ここのゼリー、おいしいって有名なんだよ。会社の先輩に教えてもらったの」
「そうなんだ」
そんな話をしながら美香とゼリーを食べたものの、少し経つと吐き気に襲われる。
どうしよう、せっかく美香が買ってきてくれたのに、それを食べて気持ち悪くなったなんて言えないよね。
必死に平気なフリをして美香の話を聞いていたけれど限界を迎える。
「……うん」
美香に言われなかったら、私は後悔するところだったと思う。好きなのにウジウジ悩んで弦さんの気持ちばかり気にして、自分の気持ちに素直になれなかったと。
「よかった、未来が元気になってくれて。気分も落ち着いた? だったらゼリーでも食べる? 少しでもなにか食べて元気出さないと」
「ありがとう」
美香は冷蔵庫にしまったゼリーを取り行くと、私の好きな桃のゼリーを渡してくれた。
「はい、これなら食べられるでしょ?」
「うん」
美香に話を聞いてもらえたおかげで気分も違う。今なら食べられそうだ。
「私も一緒に食べよう。ここのゼリー、おいしいって有名なんだよ。会社の先輩に教えてもらったの」
「そうなんだ」
そんな話をしながら美香とゼリーを食べたものの、少し経つと吐き気に襲われる。
どうしよう、せっかく美香が買ってきてくれたのに、それを食べて気持ち悪くなったなんて言えないよね。
必死に平気なフリをして美香の話を聞いていたけれど限界を迎える。



