すきって言って



「俺ずっと後悔してた。
もっと早くから大場とちゃんと話してれば…って」


鳴瀬くんの顔が少しずつ赤くなっていく。


「大場絃さん、俺と付き合ってくれませんか」


「それって…私のこと好きってこと?」


鳴瀬くんがコクっと頷く。


でも……


「すきって、ちゃんと言ってくれなきゃ分かんないよ…」


私は欲しがりかもしれない。


「すきだよ、ずっと前から」



突然鳴瀬くんの匂いに包まれた。


「付き合って、くれませんか」



お姉ちゃんじゃなくて、私を好きになってくれる人っているんだ…


そう思ったら涙が出てきた。


「私、で良ければ…」



いい切る前に鳴瀬くんと唇が重なった。



「……ごめん、待てなかった」



「鳴瀬くん」



「ん?」













「もう1回、すきって言って」