やって来たのは、駅の裏にある小さな公園。
さっきまで座っていたから分からなかったけど、会っていない内に鳴瀬くん背が伸びた気がする。
「あの、鳴瀬くん」
「大場が引っ越したって泉から聞いた時、すげぇ焦った。」
背中を向けていた鳴瀬くんが私の方を見た。
「もう、会えないかと思った」
「ごめんね、両親が突然離婚したから…」
「大場は、今でも優志がすき?」
優志くんのこと……
「好きじゃ、ないよ」
私、いつの間にか鳴瀬くんの事がすきになったみたい。
いや、本当は、あの引っ越しの日
鳴瀬くんのことが、好きだった。



