すきって言って



「おねーさんもさ?知らなかった、とはいえ絃ちんを傷付けてきたやつとよく付き合えるね?」


「柑奈ちゃん、もういいから…!」


私はもう聞いていられなかった。


「絃ちんは優しすぎるんだよ。ちゃんと言わなきゃ。」


「あの」


今まで黙っていた鳴瀬くんが口を開いた。


「大場、借りてもいいですか」


「どーぞ!」


柑奈ちゃんはニッコリしながら私を椅子から追い出した。



「行くぞ」


鳴瀬くんは私の腕を掴んで、カフェから出た。