すきって言って



「絃ちゃん、あの時は本当にごめんね。」


次に口を開いたのは優志くんだった。



私が引っ越したあと、捕まっていたお父さんが釈放され、家を出ていったお母さんと偶然連絡がつき3人で会って話し合うことが出来たらしい。


そこで両親から謝罪を受け、少しずつ関係が元通りになってきているらしい。


そこで優志くん自身にも変化が出てきて、今までの行動を謝罪し、改めて猛アタックしお姉ちゃんと今付き合っているらしい。


「ナルシストくんさー、心入れ替えましたって口では簡単に言えるけど絃ちんの心の傷はそんな簡単には消えないんだよ?」


チョコパフェを頬張りながら柑奈ちゃんが優志くんを睨む。


「うん、それは分かってる。酷いことしたって。
自分のことしか考えていなかった。」