すきって言って





───神様はどこまでイジワルなのだろう。




家に帰るなり、お父さんが段ボールを車に乗せている。


「お父さん…?何、してるの?」


「絃か、話がある。家に入ろう」



リビングに入ると、テーブルの上に1枚の紙が置いてあった。


物を見なくても何となく分かる。



これは"離婚届"だ。



「絃…おかえりなさい。突然だけどお母さん達離婚する事になったの。」



リコンスルコトニナッタノ。



「泉には少し話していたんだが、絃には何も話さず急に決めてしまって本当にすまない。」



私の知らない間に、こんな事になっていたなんて。