すきって言って



次の日、藤田くんと学校に来た。


わたしの教室の前に榎本さんがいた。


「ちょっと、いいですか」


わたしと榎本さんは生徒会室に来た。


「えと…わたしに何か…」


「貴方は絃のこと、どこまで知ってますか?」


絃のこと?どこまでって……


「何の話?」


「絃を苦しめるのはもうやめてもらえませんか」


絃を苦しめる?わたしが?


「中学の時からずっと、絃が好きになる男はいつも貴方のことが好きだったんです。その男らは絃のことを都合のいいように使っているんです。」


え……?絃の好きな人……?


「今回も、そうです。絃は藤田優志のことが好きなんです。でもアイツは貴方のことしか見えてない。だから絃を都合良く使ってるんです。」


絃が……藤田くんのこと……